シビエSuper4の取り付け

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我が510にシビエSuper4というヘッドライトユニットを装着していました。

このヘッドライトはハイビームのレンズがノーカットで見た目はいかつくてかっこいいのですが、通常の丸4灯の規格サイズより一回り大きく、通常のヘッドライト交換のようにすんなり取り付けられません。
ここではその取り付けのポイントなどを紹介したいと思います。


目が大きくシャープになりました

まずは元のヘッドライトの取り外しですが、まずはグリルをすべて取り外します。そしてヘッドライトリムを固定している3本のプラスねじを緩めリムごとヘッドライトを左へ回すと簡単にヘッドライトを取り外すことができます。
通常のヘッドライト交換であれば、逆の手順で取り付ければ終わりなのですが、Super4の専用リムは表側から固定することはできません

 

そこで、ヘッドライトを外したら、リムが固定されていたベースフレーム(とここでは呼びます)も取り外します
これは2本の光軸調整スクリューとテンションスプリングで留まっているのですが、スクリューを動かすと光軸がずれてしまうのでできるだけスクリューはいじらずにスプリングを外すだけで取り外します。
光軸調整スクリューがかかっている2箇所のうち片方は斜めにスリットが付いているので(図1参照)、左にひねるようにすると外すことができます。ただ、左のロービームだけはスクリューを緩めないと無理かもしれません。

さて、ライトを取り付ける前にベースフレームの加工です。
ロービーム側にはポジション球が入っていて、これがベースフレームに当たってしまいます。ですからベースフレームを削って逃げを作ってやります。(図1)

そしてリムを固定するためのボルトを「裏から」ねじ込み、ナットで固定します。ちょうどスタッドボルトを立てたような形にするわけです。(図2)

次にベースフレームとライト本体をボディから外した状態で固定します。
専用リムに3本のボルトを通して表からナットを締めこんでライトを固定します。

 


図1.ポジション球の逃げを作った
ベースフレーム


図2.ボルトを立てたベースフレーム

そしてライトを組み込んだベースフレームを取り外しの逆の順序で取り付けます。
取り付けた状態が下の図3です。
リムも純正とは取り付け方が違うのがわかるでしょうか?単にボルトを通す穴が開いているだけです。それにしてもノーカットレンズはいかつさを感じます。


図3.ライトユニットを取り付けた状態
リムはサビが酷かったので塗装してます

ここまできたら完成も間近!といいたいところですが、このままではグリルが付きません
ライトグリルの内側への折り返し部分をライトと干渉しないようになるまで削ります。
それでもライトが大きくすんなり入らなかったりするので折り返し部分を叩いて広げて、また削ってを繰り返します。特にライト上部の干渉が大きく、かなり削らないとクリアランスが取れません。

 

そうして何度も現物合わせをしながら削り&叩きを行ってグリルが付いた状態が右の図4です。
ホント、ライトがグリルの穴にぎりぎり入っているといった感じです。
下の通常のヘッドライトの写真(図5)と図4の写真あるいはこのページのトップの写真と見比べてみていただくと、雰囲気が違うのがお分かりいただけるでしょうか?


図5.通常のヘッドライトだとこんな感じ(2000年撮影)

 


図4.そしてようやくグリル装着

そしてこのSuper4、ロービームは配光特性がこれまでのマーシャルと全然違い、光がキレイに拡散します。今までより横方向へ光が広がり、フォグっぽい感じです。
同じときに撮った写真ではないので直接比較できませんが、キレイな配光と照射範囲の違いはわかっていただけると思います。正直かなり明るくなりました。 ただ、このヘッドライトは輸入品なので右側通行用の配光となっていて、国産とは逆に右上方向に光が飛ぶんですよね…

また、ハイビームは見事なスポット配光で、HIDを組んでいる場合、ロービーム側も一緒に点灯させないと怖くて使えないかも…


図6.マーシャルとSuper4の比較(左:マーシャル、右:Super4)
ちなみに両方HIDを組んでいます

今ではこのライトを手に入れるのはなかなか難しいと思いますが、ちょっと顔つきを変えてみたい方はがんばって探してみてはいかがでしょう?ヘッドライトとしての性能もかなり優れていると思いますよ(車検は まず通らないでしょうが…)。

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